2023年年始のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。
1963年に手袋製造業として発足し、本年2月に創業60年を迎えます。
今まで支えていただきました皆様に、心より感謝申し上げます。
創業当初はゴルフやスキーといったスポーツレジャーが芽を出し始めたころだと聞いておりますが、まさに手袋産業の成長期でした。
内需拡大だけでなく、MADE IN JAPANの商品は海外に輸出され、作れば売れるという時代だったのかもしれません。
時代が進むとともに生産拠点は海外へと移り、バブル崩壊とともに業界自体も縮小傾向にあるのは我々手袋業界だけではないかもしれません。
そのような環境下で今もなお手袋の産地・香川県でものづくりに従事できていることは我々の誇りであり、これからも維持・発展・継承していかなければならないことと思います。
国内で培っていた手袋やバッグのノウハウは海外生産でも存分に生かせるというのは、商社ではなくメーカーの強みであります。
新しい素材との出会いと、市場やお客様のニーズをミックスさせながら、全知全能を使って型お越しをするときのワクワク感は、メーカーとして最高に楽しい時間でもあります。
ただ、そうして生み出された商品を使っていただく方に喜んでいただくことでしか心が満たされないのが職人集団の宿命ですが、ひとつでも多くの商品が、使っていただく方の心を動かすものでありたいと思いつつ、日々ものづくりに励んでいます。
手袋・バッグの縫製工場として手袋の産地・香川県に軸足を置き、想像力と創造力の二つの力を研ぎ澄ませ、これからもものづくり企業として世の中のお役に立ちたいと考えております。当社の技術を生かせる分野はボーダレス。積極的なチャレンジで新しい価値を提供し、技術を継承していくことで、100年企業を目指します。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
代表取締役社長 川北康伸