特殊用途作業用グローブ
消防を中心とした官庁関係や作業時に手を保護したり作業性能を高めたりするための特殊な作業用手袋を製造しています。
・難燃
・耐切創手袋
・耐振(振動軽減)手袋
・突き刺し防止手袋
・耐摩耗手袋
・ノンスリップ手袋
・防水手袋
など、特徴は様々です。



ダイコープロダクトが得意とする手袋の種類は、「裁断」して「縫製」する手袋です。
生地や革などを型抜きで裁断して、ミシンを使って縫製する手袋を中心に製造しております。
弊社で製造している手袋の用途は多岐にわたっておりますが、主に3つのジャンルに分けることが出来ます。
消防を中心とした官庁関係や作業時に手を保護したり作業性能を高めたりするための特殊な作業用手袋を製造しています。
・難燃
・耐切創手袋
・耐振(振動軽減)手袋
・突き刺し防止手袋
・耐摩耗手袋
・ノンスリップ手袋
・防水手袋
など、特徴は様々です。
フィッシングやマリンスポーツ、自転車、バイク、サッカーといった多種多様なスポーツ手袋とアウトドア手袋を製造しています。
このジャンルはスペシャリストを納得させる優れた機能性とデザイン性、そしてブランドイメージを損なわない品質のバランスをとることが重要と考えています。
このジャンルの商品は100%国内生産で対応。
天然皮革や織物など優れた日本の素材を使って、変化の激しいファッション業界の中でも価値を感じていただける商品を企画・生産しています。
「手袋はどのようにして企画を進めていけばよいのか分からない」
「手袋に適した素材とはどのようなものなのか分からない」
「手袋のデザインの決め方や、型はどのくらいのパターンがあるか分からない」 など、
手袋を作りたいけどどのように進めていけばよいか分からないと思っている方は かなり多くいらっしゃいます。
よりスムーズかつオリジナリティあふれる手袋を作っていくために分かりやすく 縫製手袋製造に関する技術をまとめました。
まずはどのような手袋を作りたいのか、イメージを固めます。
既に販売されている商品のサンプルや画像でイメージに近いものをベースにアレンジしたい箇所を決めていただいたり、用途やイメージをお知らせいただければ弊社で製造した実績があるものの中から近いものをいくつか選んで貸し出しすることも可能です。
その中からイメージに近いものをベースにどうアレンジするのかお伝えいただいても構いません。
場合によってはイラストでも構いませんが、お客様のイメージを具体的にお伝えいただけるとより具体的なご提案ができるかと思います。
お客様のイメージを共有させていただくことがとても重要です。
次に手袋の企画を進める上で重要な要素となる素材を選んでいきます。
基本的に手になじむことやフィット感を重視される場合は、伸びのある素材を選択します。
飾り部分や、少しゆったりとした手袋の場合は、伸びの少ない素材でも問題ありません。
0.6mm厚~1.3mm厚程度のソフトなものを主に使用します。供給も安定しており、使用頻度の高い素材です。 流通量が多いので、価格的なメリットもあります。1.0mm厚以下の薄手は、ドレス手袋やカジュアルファッション手袋によく使用します。 1.0mm~1.4mmくらいまでの厚手の革はアウトドアグローブや特殊用途、補強などによく使用されます。
薄くてソフトな風合いが特徴の革で、伸縮性に優れているので、手袋によく使用される革です。(0.5~0.6mm厚程度) 仔羊のラム革は柔らかくて、吟面が滑らかで整っている上質の革です。 ドレス手袋やゴルフ・バッティングなどのスポーツグローブによく使用されます。
他の革にはない独特の表面模様(羊革と比べると多少シボが出ています)と美しいつやが見られます。 牛革に比べて革の厚さが非常に薄いものの、革自体には強度があります。 カジュアルグローブやドレス手袋によく使用されます。
丈夫な革ですがやや硬いです。スウェード面を使用することが多いです。カジュアルグローブによく使用されます。
水に強く硬くなりにくい革で、しなやかさと丈夫さを併せ持つ優れた機能の革です。表面に多少シボがあります。
天然皮革よりも安価で、手入れが簡単な素材です。革と違って生地を重ねて裁断できるので、革と比べると裁断賃が安くなります。(天然皮革はキズ・シボ・伸び方向を見ながら裁断しますので、重ねて裁断できません) 吟付きタイプ・スエードタイプなど種類も豊富ですが、基本的には柔らかでしなやかな素材は手袋に向いています。
フリース・ナイロン・ポリエステル素材なども手袋の材料としてよく使用されます。伸びの少ない素材を使用する場合は、甲側のみの部分使いにして柔らかい素材とのコンビネーションにされたほうがはめ心地のよい手袋が出来上がります。 多種多様な生地があり、国内メーカーですと1M単位でカット出し対応していただけるケースも多いです。
ウールやコットンなど比較的柔らかい素材を使う場合もあります。天然素材の中でも、特に耐久性があって色が落ちにくいものを選択します。ブルゾンやコートなどアウターに使用する素材はこれらの条件を満たす場合が多く、バリエーションも豊富 なので、オリジナリティを表現しやすいのではないかと思います。
縫製手袋のスタイルは大きく分けて次の5つに分類されます。
5本の指にカーブしたマチをつけており、指の自然なカーブに沿って縫製しているので、指を曲げた時に掌生地のたるみが 少なく、手に馴染みます。指マチがカーブしているので、表地の用尺(所要量)は他のスタイルに比べるとやや多くなります。 カジュアルグローブやスポーツ・アウトドア用のグローブによく使われる形状です。
指にマチをつけないで甲側の生地と平側の生地を縫い合わせた手袋です。手首から上の表地裁断物は、親指を除くと 甲・掌・中指と薬指の掌の3枚のパーツを縫い合わせて作ります。指にマチをつけない分生地用尺が少なくなりますが、 素材によっては(特に伸びの少ない素材)指がねじれたりする恐れがありますので、注意が必要です。カジュアルグローブや スポーツ・アウトドアグローブ、一般作業用グローブなどによく使われる形状です。
指マチの型紙は直線的な形状になっており、表地の用尺を抑えることができます。細身のシルエットで平面的な仕上がりになる 手袋です。指が細くすっきりとしていて、薄くてしなやかな革を使うケースが多いです。指マチは人差指・小指の内側と中指・ 薬指の両側につけます。
人差指から小指までの4本の指が分かれていない手袋で、甲・平2枚のパーツを縫い合わせて作ります。指先部分にマチをつけて少し立体的に仕上げる形状もあります。
指の第2間接付近できれている形状になります。ドライビンググローブや自転車用グローブなどによく使われる型です。
手袋の丈(全長)によっても印象がかわります。
手袋の雰囲気や求める機能に応じた丈の長さに設定して下さい。
手袋の裁断は型抜きになります。
特殊な形状の場合は抜き型を作成する必要がありますので、形を決める際にはご相談下さい。
手袋のデザインのアクセントのつけ方として代表的なものをいくつかご紹介します。
デザインが決まれば、あとは仕様書やスケッチ画を作成し、より具体的にイメージを表現していきます。仕様書やスケッチ画が出来上がれば、試作をスタートさせます。
素材やデザインが決まると、仕様書を作成し、サンプルを作ります。
出来上がったサンプルを細かく確認し、修正箇所を洗い出します。
セカンドサンプルでより完成度を高めていき、 すべての修正点がクリアできるまで確認作業を行います(通常2~3回の試作を行います)。
最終確認サンプルで双方確認した内容に基づき、量産分の生産を進行します。
量産時には最終確認サンプルと仕様書をセットにして現場に回覧し、お客様との約束事が守られるようにしています。